住まいの外構部分をよりきれいに仕上げたいと感じたときに、皆さんはどこの整備を意識しますか。周囲からの視線も目に留まりやすいので、造園工事を意識する方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では造園工事の依頼先をテーマに、エクステリア工事のヒントも解説します。
エクステリア工事の3つのヒント
造園工事や庭整備を検討するにあたっては、造園業者や外構工事業者など、どの業者に依頼をするべきか迷ってしまうかもしれません。
では、今回の記事のテーマであるエクステリア工事とは、いったいどのようなものでしょうか。工事のヒントを紹介します。
１．エクステリア工事はどのような作業ができる？
エクステリア工事とは、そもそもどのような工事内容なのでしょうか。エクステリア工事は、住まいの外構部分を整える工事全般を担っています。
たとえば、バリアフリー化なども受注しているほか、シンボルツリーも含めた造園工事、防犯意識を高める玄関まわりや駐車場の整備などもエクステリア工事の範疇です。
造園工事については造園の専門業者が受注することもありますが、洋風の庭づくりを中心に、エクステリア工事の業者も多く受注しています。
２．紹介料や仲介手数料の発生は避けられる
造園工事を含めてエクステリア工事に依頼をする場合、エクステリア工事業者に直接相談のうえで、依頼をすることがおすすめです。
新築・中古の住宅を購入するときに依頼をしたハウジングメーカーなどに依頼することも可能ですが、紹介料や仲介手数料が加算されることがあります。
紹介料は実際に発生する施工費用に上乗せとなってしまうため注意が必要です。
建物のリフォームとセットで造園工事をハウジングメーカーに依頼する場合でも、まずは外構に関する部分は自身で業者選びを行い、費用の相談を行ってみることがおすすめです。
３．エクステリア工事業者は実績が豊富
エクステリア業者の多くは、造園関係以外のエクステリア工事も多く受注しています。
駐車場の整備や、ウッドデッキ・タイルデッキなどの設置も得意としており、外構部分全般の知識と施工実績を有しています。
エクステリア工事業者に相談をすると、造園部分以外も依頼できるというメリットがあります。
特に庭整備と一緒に建物にマッチングするような玄関まわりのデザインや、防犯工事なども依頼したい場合には造園工事業者では対応しきれないことも多いため、エクステリア工事の業者に依頼することがおすすめです。
造園工事とは具体的にどのような作業ができる？
では、もしも庭の整備を具体的に業者に依頼する場合、いったいどのような作業が実現できるのでしょうか。この章では造園工事の概要をわかりやすく解説します。
造園工事は庭を育て、創り上げる仕事
造園工事は庭を育て、創り上げていくことが重要な仕事です。
たとえば、和風庭園を整備する場合、造園工事業者は整地から始め、石や庭の整備はもちろんのこと、季節ごとに植栽が美しく育っていくように、剪定などの細やかな作業も実施しています。
造園業を専門としている場合には、公園や緑地などはもちろん、公共施設の植物整備なども行っています。
庭に使う植物はデザイン性に優れているものが多いですが、適切な管理や剪定が行われていなければ、すぐに枯れてしまうおそれがあります。
そのため、造園業者は定期的に庭整備を行い、植栽の選定などを行っています。
エクステリア工事との比較
造園工事は庭の中を細かく整備していく工事であり、エクステリア工事と比較すると庭にスポットを絞った施工内容です。
エクステリア工事では、外構部分全体に関する工事を行います。
庭については植栽の手入れなども含めて造園工事に依頼する方法がありますが、ウッドデッキの管理やフェンスの新規設置など、広範囲の外構管理や整備を依頼したい場合には、エクステリア工事業者に依頼することがおすすめです。
造園業者によって得意分野は異なる
造園業者によって、庭整備の具体的なデザインや整備は得意内容が異なっています。
たとえば、和風の邸宅を専門とする造園業者の場合は、枯山水のようなデザインや和風の植栽の剪定やチョイスを得意としていますが、洋風のデザインは受注していない可能性があります。
造園業者によって得意分野にはカテゴリーがあるため、じっくりと注視しながら決めましょう。
造園工事はどの専門家に依頼をするべき？
エクステリア工事でも多数の造園工事の実績を持つ業者は多くなっています。
住まい全体を1つのデザインとしてとらえているため、玄関まわりや門構えなどの付近も含めて、素敵なデザインに仕上げたいと感じる方は多いでしょう。
では、実際に造園工事を依頼する場合には、どの専門家に依頼するべきなのでしょうか。
依頼したい内容をまずは整理しよう
造園工事を検討している場合、まずは外構部分全体において感じている不満や不足を洗い出してみましょう。
たとえば、家事スペースをもっと庭に増やしたいと感じたら植栽やガーデニングのお手入れだけではなく、ウッドデッキなどの家事スペースの確保もおすすめです。
依頼したい内容によっては、造園工事の専門家よりも、エクステリア工事のほうが適していることがあります。
防犯性などもこの機会に調べてみよう
造園工事を依頼する場合には、防犯性についても意識を向けてみることがおすすめです。
近年、犯罪率は低下しているものの、空き巣や強盗などの凶悪犯罪は今も発生している状態が続いています。
庭の整備次第では、リビングなどが外部から見えるようになってしまうため、塀や目隠しとなるフェンスの設置や、植栽による目隠しの強化など、防犯性についても踏まえた施工を検討するようにしましょう。
たとえば、庭にセンサーライトを付けたり、砂利をプラスしたりすることでも防犯性を高められます。
依頼すべき内容をまとめたら得意分野を掲げる業者へ
依頼したい内容を多角的な視点でまとめたら、造園業者・外構工事業者・エクステリア工事業者などを比較しながら、自分の好みのデザインに合わせた工事ができそうな業者に見積もりを依頼しましょう。
得意分野を確認するためには、企業のホームページを参考にすることがおすすめです。
まとめ
この記事では、造園工事の依頼をテーマに、エクステリア工事を中心に詳しく解説を行いました。
造園工事業者は施工範囲がどうしても限られてしまいますが、エクステリア工事の実績がある業者なら、あなたの住まいの庭を、今まで以上に快適なものへと仕上げられるでしょう。