エクステリア工事にはいろいろな素材が活用されていますが、魅力的な印象に仕上がるレンガは不動の人気を誇っています。特に庭を演出する際には積極的に活用されており、検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではエクステリア工事でレンガを活用し、庭を演出するコツについて紹介します。
エクステリア工事でレンガを活用するメリット
エクステリア工事とは、住まいの外構部分を整備する工事の総称です。
駐車場の整備や、塀やフェンスの設置などの印象が強いため、コンクリートを使った施工イメージが先行していますが、おしゃれなアプローチやテラスの整備、そして庭のデザインなどもエクステリア工事に含まれています。
そのため、エクステリア工事にはさまざまな素材が活用されています。フェンスの場合はアルミや樹脂材、アプローチの演出にはタイルの活用などが挙げられ、おしゃれでいろいろな箇所に活用できるレンガも不動の人気があります。
では、エクステリア工事でレンガを使うメリットとは、いったいどのような点でしょうか。
断熱性が高く、劣化しにくい
エクステリア工事のなかには、ウッドデッキをはじめとする木材も多用するケースがあります。木材は温かな印象で素敵なデザインに仕上がりやすいですが、その一方で腐食しやすいというデメリットもあります。
日本は高温多湿な季節も多く、木材にダメージが及びやすいのです。しかし、レンガは断熱性に優れており、耐久性もあります。
経年劣化が目立ちにくいため、長く愛用できる素材です。欧州の素敵な住まいには、レンガで庭やアプローチが整備されている様子も目に留まるでしょう。
塗装が剥げてしまい、ダメージが目立つような素材ではないため、メンテナンスフリーであるというメリットがあります。
色も種類も豊富
みなさんはレンガというと、どのような色を想像しますか。褐色系のイメージが強いレンガですが、実は多種多様な色合いや風合いのデザインが登場しています。庭に演出をする際にも、よくある色のレンガではないものをチョイスすれば、個性も際立つでしょう。
アンティークな印象のグレーやホワイト系、外壁との相性も良いベージュなさまざまな色合いのなかから自分好みのものを見つけられます。濃い色合いのレンガを選択すると、歴史的な建造物のようなデザインも可能です。
庭にレンガを使ってみよう!施工例を紹介
レンガは塀に活用したり、駐車場の一部に施工したりと、いろいろな施工例がありますが、庭づくりに役立てるためにはどのような使い方をすることがおすすめでしょうか。
この章では庭へレンガを使う場合の施工例に焦点をあてて詳しく解説します。
レンガは敷いて使ってみよう
レンガを使った庭の演出の1つ目は、敷くことです。
レンガは耐久性に優れており、水や紫外線にも強いため、アプローチや階段などに敷くことも可能です。公園の歩道はレンガによって舗装されていることも多いでしょう。自宅の庭を公園のように演出したいなら、敷く方法で活用することがおすすめです。
通り道を作ったり、玄関から庭へのアプローチを作ったりといろいろなアイディアが考えられます。限られた敷地内であっても、少しカーブがかったアプローチをレンガで整備すると、視覚効果によって敷地を広く演出できます。
・花壇としてもおすすめ
レンガは一般的に横に置くことが多いですが、庭づくりのなかでレンガを敷く場合には、縦に敷くこともおすすめです。円状に囲むように設置したり、長方形型の囲みを作ったりすることで、花壇として機能させられます。
たとえば、庭に自然や人口の芝生を作る場合、縦置きの花壇エリアを作ると高さが生まれ、土を入れて素敵なガーデニングを楽しめるでしょう。
砂利や枕木などの素材も組み合わせて、ハイクオリティな庭に仕上げてみることも可能です。
あえて雑草も演出に!レンガを敷き詰める効果とは
レンガはぴったりと隙間なく敷き詰められますが、あえて隙間を作るように設置することもおすすめです。レンガがある部分は雑草対策となりますが、隙間に土を入れている場合は雑草が生えてきます。
本来庭にとって雑草は大敵ですが、演出次第では素敵なアクセントになります。たとえば、レンガとレンガの隙間から、かわいらしいシロツメクサが生えてきたらどう感じますか。
公園のような素敵さを感じるのではないでしょうか。このようにレンガは置き方やデザイン次第で雑草すらも素敵に見せる効果をもたらします。
レンガをエクステリア工事で使う際の注意点は?
レンガは、エクステリア工事の際の設置方法に工夫を行うことで、外構周りをオシャレに演出できます。しかし、施工の際には知っておきたい注意点もあります。
実際の工事を依頼する前に、以下の注意点を覚えておきましょう。
レンガにも弱点はある
レンガは素敵な風合いの素材ですが、経年劣化は起こります。砂利と比較すると劣化しやすく、角が欠けてくることもあります。また、大量生産のレンガを使用しない場合、レンガ1個単位は高くなることもあります。
輸入の高級レンガを多用すると施工費用が高くなるため注意してください。また、レンガを敷き詰める施工はデザイン性もあり、キュートな演出にもつながりますが、その一方で凹凸感があるため注意も必要です。
バリアフリーの素材として使う際には注意が必要なので、エクステリア工事の専門家と相談しながら施工することがおすすめです。
・レンガを長持ちさせるコツとは
レンガは土に埋め込み、DIYの施工で工事を終えることも可能ですが、雨水が土に浸透することによってレンガが浮いてきてしまう可能性があります。長持ちさせるために、エクステリア工事ではモルタルで固定を行い、浮きやズレが生じないように施工しています。
DIYの施工は費用を抑える効果はあるものの、メンテナンス頻度は高まる傾向があります。おしゃれな庭をデザインしたい場合は、デザインや工事の内容も踏まえて、専門家に依頼することがおすすめです。
まとめ
この記事ではエクステリア工事でレンガを活用し、庭を演出する方法について詳しく解説を行いました。
庭の整備に悩んでいる方は多く、DIYを検討する方も多いですが、しっかりと長期間レンガを楽しむためにはエクステリア工事の専門家に依頼することがおすすめです。ぜひ検討してみてください。