エクステリア工事で注目されている門扉の設置ですが、設置後に後悔はしたくないですよね。
では、門扉のメリット・デメリットとは一体どのようなものでしょうか。
今回の記事では門扉の有用性やエクステリア工事のコツについて詳しく解説します。
エクステリア工事をご検討の方は、ぜひ本記事をお読みください。
門扉はなぜ魅力的?設置のメリットとは
近年外構工事を意味するエクステリア工事の中で、「門扉(もんぴ)」の設置が話題となっています。
新築時には門扉を設置していなかった住宅も、リフォーム等をきっかけにエクステリア工事を行い、新たに門扉を設置するケースが多くなっているのです。
では、なぜ門扉の設置には注目が集まっているのでしょうか。門扉の設置には以下2つのメリットが挙げられます。
1.門扉のメリット:プライバシーを守る
従来の多くの住宅は外構部分に門扉や門柱、フェンスなどを設置しないオープンなスタイルが主流でした。
オープンな状態は風通しも良く、侵入を試みるとき周囲の目に晒されやすいため防犯にも役立つと考えられているからです。
しかし、新型コロナウィルスの感染拡大をきっかけに住宅で過ごす時間が増え、ガーデニングや在宅ワークに励む方が増加しています。
すると、周囲の視線が突き刺さる状態のままよりも、門扉などで囲いを作ることでプライバシーを守りたい方が増加しているのです。
特に幹線道路に近い位置に住まいがある場合には、車両や人の往来も気になりますよね。
囲いを作ると遮音効果もあります。プライバシー保護のためには門扉の設置が大変有用なのです。
2.門扉のメリット:防犯パワーの向上
オープンな状態の外構の方が防犯にはメリットがある、という考え方もありますが、門柱とセットでクローズにすることで、周囲から在宅の有無も確認できなくなります。
また、厳重な警備体制を玄関まわりに集約させることで、侵入されにくい住宅に仕上げることもできます。
核家族が多い日本において、お子様の通学開始や共働きの開始にともない、住まいの警備体制を見直す人が増加しています。
防犯パワーをアップするためにも、侵入されにくいエクステリア工事の実施に注目が集まっているのです。
門扉の設置にデメリットはある?工事の際の注意点とは
エクステリア工事の定番として人気が高まっている門扉ですが、設置の際には気を付けるべきデメリットはあるのでしょうか。
ここからは工事の際の注意点も踏まえながらデメリットを解説します。
門扉を設置するデメリットとは
防犯性も高まり、プライバシーも保護される門扉ですが、設置をする際には知っておくべきデメリットもあります。
それは「開閉の手間」についてです。
門柱だけの住宅も多いですが、門扉を設置するとドアを開閉するような作業が必要となります。
門扉のなかには引き戸のタイプもありますが、それでもスライドさせて開ける作業は必要です。
荷物を抱えていたり、ベビーカーや車いすがある場合には、門扉は玄関にたどり着くまでにひと手間かかってしまうため、日常生活の中では面倒に感じるかもしれません。
また、雨の日は門扉を開ける際に濡れてしまう可能性もあります。
小さなお子様がご自身で開閉する場合には、扉のロック解除方法をマスターする必要もあります。
加えて、開けっ放しにしてしまい道路を塞がないようにお教えする必要もあります。
このように門扉は、開閉作業に関するデメリットがあります。
設置の際には十分に知ったうえで工事を決めることがおすすめです。
門扉選びには素材も考慮しよう
門扉はデメリットもあるものの、デザイン性も高く家全体を格調高く見せる効果もあります。
デメリットも踏まえつつやはり設置を、と検討する場合には「素材選び」も意識するようにしましょう。
門扉にはいろいろな素材が使われており、アルミや鋳物などの金属類のほか、樹脂製のデザインもあります。
やや耐久性には劣りますが木製のものを活用し、アメリカン風なデザインを楽しんでいるご家庭もあります。
門扉は外壁や屋根などと同様に、常に雨風、地域によっては雪にもさらされます。
常に紫外線も浴びる製品であり、長く持たせるためには素材選びも重要です。
例えば金属製の門扉は重厚感もありおしゃれな模様も多いですが、雨によって徐々に錆が進行することがあります。
木製の場合は腐食しやすく、塗装が落ちてしまうと再塗装しても朽ちた部分が目立ってしまう場合も多いでしょう。
錆や塗装などの視点も踏まえながら、長く持つ素材を使った門扉を買うことがおすすめです。
門柱と色合いやデザイン性を揃えることで、エクステリア工事としての完成度も上がります。
外構部分全体を捉えたうえで素材選びをすることもおすすめですよ。
エクステリア工事全体を行うことも検討を
門扉は玄関まわりの印象が変わるのはもちろんのこと、住宅を遠くから捉えたときの印象も大きく変わります。
門扉だけの設置をするご家庭も多いですが、設置の際にはフェンスや駐車場、庭やアプローチなども併せて施工することで、統一感のある印象に仕上がります。
1つずつ、バラバラに工事を進めていく方法もありますが、一気にまとめてエクステリア工事を行った方が外構部分全体は美しい印象になります。
また、工事に関する人件費もまとめて発注した方が節約となる場合があります。
エクステリア工事を発注する際には見積もりを取得し、工事費用についても相談を重ねておくようにしましょう。
セミクローズドとクローズド、エクステリア工事の違いは?
門扉の設置デザインを考える際には、「セミクローズド」と「クローズド」の2つの用語を並べて検討する場合があります。
門扉の設置は、ある程度外部から遮断される部分がデザインされます。
セミクローズドにする場合はその他の部分はあまり囲むことなく、一部の開放感は残します。
一方で防犯性を高め、周囲からの視線も遮断する場合にはフェンスや塀で囲み、クローズドの状態にすることもできます。
一見似ているような用語ですが、仕上がりには大きな違いがあります。
どちらのデザインを導入するか、悩む場合にはエクステリア工事業者に依頼をし、両方の施工案をもらってみると良いでしょう。
十分に比較してから工事を決めましょうね。
まとめ
この記事ではエクステリア工事で注目の的となっている「門扉」について、メリットやデメリットも踏まえながら詳しく解説しました。
工事に関してはデザイン性も豊富に用意されているため、施工の前にはさまざまなデザイン例に触れてみることがおすすめです。
ぜひ業者に相談のうえで、納得の門扉を設置してくださいね。