株式会社渋井エクステリア

ー外構工事で砂利を敷くメリットとデメリットを解説!砂利の種類も紹介ー

外構工事で砂利を敷くときには、さまざまな素材が選ばれています。
しかし、砂利が持つ利点や欠点について詳しく知らない人も少なくありません。

 

 

外構工事で砂利を敷くメリット4つ

 

外構工事で砂利を敷くメリットは、主に次の4つが挙げられます。

1.雑草の発生を抑制できる
2.泥跳ねを軽減する
3.セキュリティが向上する
4.外構工事のコストを抑えられる

 

次から一つずつ見てみましょう。

 

1.雑草の発生を抑制できる

 

外構に砂利を敷くときには、先に防草シートを地面に敷き詰め、その上に砂利を広げます。
この二重構造が、雑草の生育を抑えてくれるのです。
砂利の隙間から雑草が生えた場合でも、容易に抜き取れるため、草むしりの手間を最低限に抑えられるでしょう。

 

 

2.泥跳ねを軽減できる

 

地面に砂利を敷くことで、土が直接露出する箇所を減らし、雨が降った際の泥跳ねを大幅に減少させられます。

泥跳ねによって衣服や靴、自動車などが汚れるのを防ぐだけでなく、地面がぬかるみにくくなり、歩行時の安全性が高まるというメリットもあります。
また、砂利は排水を助け、水はけをよくしてくれるので、水溜りが出来にくくなり、湿気が溜まりにくい環境づくりにも効果的です。

 

 

3.セキュリティが向上する

 

砂利の上を歩くと音が発生します。
そのため、不審者の侵入を防ぐのに有効です。
特に、音を大きく発するよう設計された防犯専用砂利を、家の周辺や身を隠しやすい場所に設置することで、侵入者への威嚇効果を高められます。

外構工事で砂利を敷くことは、住民が高い防犯意識を持っていることの示唆となります。
侵入を思い留まらせる効果も期待できるでしょう。

 

4.外構工事のコストを抑えられる

砂利を利用した外構の構築は、コンクリートやタイルを使用するよりも外構工事のコストを抑えられます。
ただし、選択する砂利の種類や敷設の厚みによっては、かえって費用がかさむ場合も。
事前に外構工事の施工業者に費用について相談しましょう。

 

 

外構工事で砂利を敷くデメリット4つ

 

外構工事で砂利を敷くことは、メリットばかりではありません。
次のようなデメリットもあることを念頭に置いておきましょう。

1.歩行しにくくなる
2.砂利が周囲に飛び散るリスクがある
3.定期的な清掃が必要になる
4.家の雰囲気が変わる可能性がある

これらのデメリットについて詳しく説明します。

 

 

1.歩行しにくくなる

 

砂利が敷かれた地面は、コンクリートやタイルを敷いた場合と比べて、歩きづらいという欠点を持っています。
特に、ハイヒールのような細い靴を履いている場合、砂利の隙間に足がはまり、靴を傷つけたりするリスクがあるうえ 転倒する危険性が高くなるため、注意が必要です。

 

 

2.定期的に砂利を補充する必要がある

 

外構工事で砂利を敷いた場合、美しく保つには定期的に新しい砂利を足して補充しなければなりません。

砂利は、風や雨といった自然の影響で敷地の外に飛び散る可能性があります。
これによって隣接するエリアに砂利が散らばり、見た目が悪くなるだけでなく、砂利自体の量も減ってしまうことがあります。
また、経年や歩行、車両の通過による砂利の摩耗も避けられず、徐々に砂利が細かくなっていきます。
このような事態を防ぐために、砂利の補充が必要なのです。

 

 

3.定期的な清掃が必要になる

 

砂利が敷かれたエリアでは、清掃が一層手間になるという問題があります。
砂利の表面は不均一で、ほうきを用いてもコンクリートやタイルのようにスムーズに清掃するのが困難です。
なお、白や明るい色の砂利は、汚れや苔が目立ちやすく、特に影が多い場所や湿度の高い場所、車の出入りが多い場所では不向きです。

 

 

4.敷地の雰囲気が変わる可能性がある

 

砂利の色選びによっては、敷地全体の雰囲気が変わってしまう場合があります。
例えば、暖かみのある雰囲気を演出したいのに、冷たい感じの色を選ぶと、見る人に寒々とした印象を与えてしまいます。

さまざまな色の砂利が市場に出ているため、建物の雰囲気に合わせて選ぶことが重要です。

 

 

DIYで砂利は敷ける?

 

外構に砂利を敷く作業はDIYでも行え、コストを抑えられる点が魅力です。
しかしその一方で、防草シートの設置や大量の砂利を動かすには体力が必要です。
それなりに時間も必要でしょう。

労力と時間を考えた場合、専門業者に依頼するのがおすすめです。

 

 

砂利の種類と特徴

 

市場には多様な砂利があり、選ぶ種類により外構の全体的な印象が変化します。
適した砂利を選ぶには、外構工事を行う業者としっかり話し合うことが必須です。
この章では、外構工事でよく使われている砂利の種類と特徴を紹介します。

 

 

白玉砂利

 

光沢のある白い丸石で作られた白玉砂利は、和風住宅の敷地に敷かれることが多く、その洗練された見た目から人気があります。
角がなく滑らかなので、小さい子供がいる家庭でも安心して使えるでしょう。
ただし、白玉砂利は汚れが付きやすく目立ちやすいため、美観を維持するためには定期的な交換が必要です。
また、白玉砂利はコストが高めですので、玄関前や小規模な庭に限定して利用すると良いでしょう。

 

 

砕石

 

砕石はコストを抑えられるため、広い敷地に敷くのに適しています。
しかし、その灰色の粗い見た目は、場合によってはやや冷たい印象を与えることがあります。
そのためコスト削減のために、裏庭など人目のつかない場所に使うとよいでしょう。

 

 

瓦チップ

 

瓦チップとは、破損した瓦をリサイクルしたもののこと。
赤や茶色をしており、ヨーロッパ風のデザインや庭づくりにおすすめです。
レンガやタイルの道、植物と組み合わせることで、温かみのある空間をつくれるでしょう。

 

 

伊勢砂利

伊勢砂利は、御影石の錆びた色合いが特徴です。
白や黄色、オレンジがかった色合いで温かみのある雰囲気づくりを得意としています。
洋風のモダンな建物や多くの植物を植えた庭などとの相性が良い砂利です。

 

 

五色砂利

 

五色砂利は、白、黒、赤、青などの様々な色を含んでおり、その色鮮やかさが特徴です。
雨や湿気で砂利が湿ると、色のコントラストが一層際立ち、より美しく見えるでしょう。
個性的な和風庭園を作るのに理想的な素材です。

 

 

金華砂利

金華砂利は五色砂利の一種で、黄色っぽい茶色をベースに、黒やグレーが混じった色をしています。
茨城県鹿嶋市で採掘されていることから、「鹿島砂利」ともよばれています。
乾いた状態では穏やかな黄色調の外観ですが、濡れると色味が深くなり、鮮やかな見た目に変わります。
花壇や水際で使うことで、その色彩の変化を楽しめるでしょう。

 

 

防犯用砂利

 

防犯用砂利は、リサイクルされたガラスを原料としており、歩くと独特な音を発する軽い石材です。
見た目は砕石に似ており、通常はグレーがかった色合いをしています。
隠れた通路や不法侵入が考えられる場所に敷くことで防犯に役立つでしょう。
市場には自然石で作られた防犯用砂利もあります。
見た目も色もさまざまですので、施工前に見た目や音をチェックすることがおすすめです。

 

 

まとめ

 

外構工事で砂利を敷くメリットとデメリット、そして種類について紹介しました。
さまざまな用途に合わせて選べる砂利は、機能も見た目も多種多様です。
砂利を敷くことで、住宅の外観を際立たせ、好みに合わせた独特の雰囲気を演出できるでしょう。

外構工事の際には、専門業者と協力しながら適したした砂利を選べば、理想の住まいとなります。
この記事を参考に、外構工事業者と相談しながら砂利を選んでくださいね。