玄関まわりを整えると、マイホームの印象は格段に良くなります。また、玄関まわりは人の往来がある箇所のため、使いやすさを追究することも重要です。
マイホームのイメージだけではなく、使いやすい玄関まわりを手に入れましょう。この記事ではエクステリア工事の視点から玄関まわり、そして外構全体について考察します。
玄関まわりをエクステリア工事で作る際のコツ
玄関まわりの印象を良くし、使いやすさも求めるためには一体どうすれば良いでしょうか。
この章ではエクステリア工事で玄関まわりを作るコツについて3つの視点から紹介します。
素材選びを大切に
エクステリア工事はデザイン性を求める傾向がありますが、玄関まわりは人の往来も多く、使い勝手を求めることも大切です。
ベビーカーや自転車等の乗り入れを検討するケースもあるため、使用目的や利便性の向上を考慮し、デザイン性だけではなく素材選びにも力を入れる必要があります。
例えば、お子様の出入りが多い場合には滑りにくい素材を、汚れが気になる場合には水はけの良い素材を…など素材選びに力を入れましょう。
アプローチ作りにも視野に入れよう
玄関まわりを整える際には、玄関周辺だけにスポットを当てるのではなく、アプローチ作りも視野に入れることがおすすめです。
玄関への通路の役割があるアプローチは、マイホームの印象を良くする効果もあり、ワクワクするような気持ちを体験できます。
門扉や門柱も併せて施工することで、外部の敷地と明確に線引きを持たせることも可能です。安全性・防犯性を高める効果もあるので、ぜひ設置をご検討ください。庭へと続くアプローチを整備することも可能です。
なお、アプローチはゆとりを持たせ、直線にならないように施工することがおすすめです。玄関への視線を遮るように設置することで、視線を建物からそらすことができます。
製品選びを楽しんでみよう
玄関まわりにはいろいろなアイテムを設置することができます。例えば、現在玄関周辺に強い日差しが差し込みやすい場合、扉の退色をふせぐためにも「ひさし」を設置することがおすすめです。
バルコニーや玄関にも設置できるタイプのひさしが販売されており、おしゃれに日よけの効果を手に入れることができます。玄関まわりの紫外線の劣化を防ぐ効果もあるので、ぜひご検討ください。
また、バリアフリー化をお考えの場合には、玄関まわりやアプローチなどに手すりを設けることもおすすめです。ユニバーサルデザインに配慮してある手すりは、高齢化社会を突き進む日本において大変需要があり、安全な歩行を手助けしてくれます。
介護向けの手すりだけではなくアイアンで作られた格調高い、おしゃれな手すりを設置することも可能です。雨風や紫外線にも強い手すりを設置するようにしましょう。
このように、玄関まわりにはいろいろな製品を設置することが検討されます。楽しみながら製品選びをしてみてくださいね。
玄関まわりの工事の前に|オープン外構とクローズド外構とは
玄関まわりを整備する際には、素材はアプローチの設置がおすすめですが、現在のマイホームが「オープン外構」なのか、「クローズド外構」なのかによって、施工スタイルも異なります。
では、オープン外構とクローズド外構は、一体どのようなものでしょうか。
オープン外構とは
玄関まわりはもちろんのこと、住まい全体に囲いを設けずに開放的な住まいを演出するならオープン外構がおすすめです。フェンスなども設置はしません。
外部からの視線が気になる場合には避けたいスタイルですが、死角が案外生じにくいため、防犯性は維持がしやすいともいえます。
リビングや玄関への通路など、視線が気になる一部だけを囲う「セミクローズド外構」にチェンジすることで、プライバシーを確保する方法もあります。
クローズド外構とは
マイホームをフェンスや塀で囲い込むスタイルを「クローズド外構」と言います。外部からの視線を遮断することができるため、庭でくつろぐ際にも周囲の視線が気になりません。
しかし、目隠しの効果が強く優れているブロック塀で周囲を固めると、一度侵入されたら外部から犯行の様子が分からないため、防犯性には注意が必要です。
プライベートを確保したい場合でも、マイホームまわり全体を囲うのではなく、セミクローズド外構のように一部に留めることもおすすめです。
また、塀ではなくフェンスなど、風通しも確保できる素材なら閉塞感も生まれにくいでしょう。
エクステリア工事の際には見直しができる
みなさんのご自宅は、今オープン外構ですか、それともクローズド外構ですか。
玄関まわりをエクステリア工事で見直す場合には、こうした外構部分についても見直しをすることが可能です。
例えば、新築当初は周囲に家も少なく、他者からの視線が気にならなかった場合でも、周囲に家が増えてしまったらフェンスなどの囲いを施工したいと考えるのではないでしょうか。
一方で、古くなったブロック塀をお持ちの場合には、玄関のリフォームを機会に撤去し、明るくて開放感のある庭と共に整備をやり直したいと考えるケースもあるでしょう。
エクステリア工事の際には、外構全般に対して見直しができます、玄関まわりを見直す際にも、まずは全体をデザインするように捉えてみることがおすすめです。
エクステリア工事で玄関まわりを整える際の注意点
玄関まわりを改善するためにエクステリア工事を施工する場合、知っておきたい注意点が以下2つ挙げられます。
1.統一感を持たせること
新築後しばらくしたあとにエクステリア工事を検討する場合、色やニュアンスに統一感を持たせたエクステリア工事が大切です。例えば、日本の住宅で人気の灰色やベージュの外壁色ならいろいろなエクステリア工事がマッチしやすいでしょう。
しかし、和風の邸宅の場合、洋風のニュアンスが効きすぎたエクステリア工事をしてしまうとミスマッチになりかねません。エクステリア工事を施工する際には、建物も含めたデザイン全体の統一感を心がけることがおすすめです。
2.業者選びを行うこと
エクステリア工事の業者にもいろいろな業者がいます。ウッドデッキやテラスの設置なども含めた庭整備を得意とする業者も多いですが、駐車場やコンクリートの補修などを中心に施工をしている業者もいます。
玄関まわりに求める工事内容がある程度決まっている場合には、求めるデザインを叶えてくれる業者に依頼することがおすすめです。
まとめ
この記事ではエクステリア工事について、玄関まわりの視点から詳しく解説を行いました。エクステリア工事では玄関まわりはもちろんのこと、庭や駐車場などもトータルでプロデュースすることができます。
素敵な場所を室内だけではなく、屋外にも設けてみませんか。工事についてのご質問や要望は、お気軽にお問い合わせください。