みなさんがお住まいの地域で、窃盗などの侵入事件は発生していませんか。
実は秋から冬にかけては日照時間が短くなることもあり、春や夏よりも住居への侵入犯罪が増えるのです。
そこで、この記事ではエクステリアに関する工事を使って、防犯アップを図るコツをご紹介します。
ぜひご一読くださいね。
こんな住まいは要注意、侵入されやすい家とは
不審者の侵入から大切な住まいをなるべく守りたいものですが、気が付くと部屋が荒らされていた、という事件は全国的に発生しています。
防犯対策を行っていたのに…と感じる人も多いのですが、どんな住まいが侵入されてしまいやすいのでしょうか。
不審者は常に色んな住まいを観察しており、どうやって侵入しようか考えています。
では、狙われやすい家にはどんな特徴があるでしょうか。
以下4つの特徴を紹介します。
1.不在時間が知られている
毎日決まった時間に駐車スペースから車が無くなる、毎日カーテンが閉め切られている、エアコンの室外機が稼働していない、ガスメーターが動いていない…このような点が外部から目立つ場合には、いつも同じ時間帯に不在であると知られている可能性があります。
不審者の多くは住居に誰もいない時間帯を狙って侵入をしているのです。
リビングや室外機などが外部から見やすい位置にある場合には、何らかの対策を講じることがおすすめです。
2.資産がありそうに見える
高級外車が駐車してある、家全体にお金がかけられている…こんな印象が外部に伝わっているにもかかわらず、侵入しやすい印象があると窃盗のターゲットになる可能性があります。
3.敷居は高いが外部から見えにくい
意外かもしれませんが、塀やフェンスがある家も窃盗をはじめとする侵入のターゲットになることが多いのです。
防犯のつもりで設置したものの、侵入を1度許してしまうと盗んだりガラスを割ったりしている様子なども外部からは一切見えなくなります。
たった1度のトラップを超えてしまえば、あとは不審者にとっての好都合が整ってしまっているのです。
4.騒音が多いエリアに立地している
窃盗犯は侵入するときには音に対して非常に敏感です。
必要に応じてジャンプで侵入する、窓ガラスを割る可能性があるため音が目立たない場所を狙っています。
騒音の多いエリアに住んでいるとこうした物音が外部に伝わりにくいため、侵入しやすいのです。
工場が近い、日頃から音が多いエリアに住んでいる場合には防犯意識を高めることがおすすめです。
エクステリアで防犯できる?今こそ始める対策とは
どんなに気を付けていても、不審者にターゲットとされてしまうと侵入を許す可能性があります。
ではエクステリアの周辺に気を配ることでできる防犯対策はあるのでしょうか。
ここからはエクステリアを整えることでできる侵入対策をご紹介します。
まずは玄関から!門扉を設置し防犯カメラなどを導入しよう
侵入犯の中には玄関から堂々と突破して侵入を試みるケースがあります。
インターホンを押して不在を確認し、鍵がかかっていなかったらその隙を狙うのです。
つまり、防犯対策のためには玄関の顔となる部分に防犯性を強く持たせることがおすすめです。
玄関周辺の整備には次の3つのポイントがあります。
1.門扉の設置
玄関へ到達する前に、関門のように門扉があると侵入犯は侵入を諦めることがあります。
門扉部分にインターホンを設置し、鍵をかけておくことでその先に進みにくくするのです。
門扉はアルミ製の割安のものもあれば、レンガ作りなどの重厚感がある門扉もあります。
フェンスのような扉なら設置位置によってはプライバシー保護にも大いに役立ちます。
2.玄関付近などに防犯カメラなどを設置する
玄関の扉を見下ろすような形で防犯カメラを設置する、人感で動くサーチライトを設置することで、たとえ住居している方が不在であっても「常に監視されている」という印象を与えることができます。
また、ポストなどの付近にもライトを付けることで置き配の窃盗を防ぐこともできます。
近年は通販サイトの台頭で不在時に荷物が到着してしまう人も多いでしょう。
置き配と呼ばれる方法は不在通知を受け取った後に再配達を依頼しなくて良いというメリットがありますが、そのまま置かれているので窃盗被害にあるデメリットもあります。
荷物や郵便物の受け取り方にも防犯意識を高めることがおすすめです。
荷物の受け取りはエクステリア部分に受取スペースを増設する、当監護は家の内側から荷物が取れなくするなどのリフォームも人気が高まっています。
3.明かり対策を始めよう
核家族の方の住まいの場合、平日はパパもママも仕事、子どもたちは学校へ…というライフスタイルが多いのではないでしょうか。
そんな時は不在であることが周囲に知られやすく、不審者を招きやすくなってしまいます。
そこで、明かり対策を始めることがおすすめです。人感センサーによるライトの設置だけではなく、タイマーを活用したライトの設置も人気が高まっています。
子どもが帰宅する時間に合わせてライトを灯しておくと、足元も安心ですよね。
高齢者向けの転倒防止の効果もあるので、賢くライト設備を使って不審者にもけがにも強い住宅を作りましょう。
外構部分はオープン、それともクローズド?どちらがおすすめ?
エクステリアを整備し防犯意識を高めていくためには、思い切った外構工事の実施もおすすめです。
外構工事には以下2つの方法が挙げられます。
どちらにも一長一短があるので、下記を参考にデザインや予算を考慮しながら検討してみてください。
1.オープンな外構工事
フェンスや塀、植栽などで家を囲まない外構工事をオープン外構と呼びます。
つまり、開放感はあるものの防犯性は低いと考えられる方法です。
しかし、玄関周辺にカメラやライトを使うことで外部から侵入者が照らされるような工夫を施せば、むしろ閉ざされた空間よりも侵入が目立つというメリットもあります。
部分的に目隠しとなるフェンスを置くことで不審者が寄り付きにくい住宅を作ることも可能です。
2.クローズドな外構工事
オープンとは異なり、フェンスなどで住まいを囲い込みクローズドな空間を作る工事です。
防犯性が高く人気がありますがエクステリア整備にかかる費用は高くなります。
また、一度侵入されると外部から犯行の様子が目立たないというデメリットもあります。
設置するフェンスデザインに少し隙間を持たせる、等の工夫が必要でしょう。
まとめ
この記事では、エクステリアに関する工事で防犯アップをするコツについて詳しく解説を行いました。
外構工事にはオープンとクローズドの2つの工事種類があります。
自宅の外構部分のスペースやデザインの好みなどによっても似合う外構工事は異なります。
工事を発注の際にはぜひ防犯にも配慮をしながら施工を決めてくださいね。