Tweet

Pocket

エクステリア工事において、スロープの設置は要望が多い工事の1つです。スロープはバリアフリー性を高め、暮らしの安全性を向上させる効果があります。

この記事では、エクステリア工事におけるスロープ設置のメリットやアイデアについて詳しく紹介します。

エクステリア工事でスロープを設置するメリット

エクステリア工事でスロープを設置するメリットには、いったいどのような点が挙げられるでしょうか。主なメリットは以下の3つです。

バリアフリー効果がアップ

住まいの外構部分は基礎工事などの影響で段差が生まれやすい場所です。玄関周辺は階段で整えている住まいも多いでしょう。しかし、足腰に不安があったり、車いす生活となったりした場合には、階段は昇降しにくく非常に危険です。

そこで、エクステリア工事でスロープを整備することがおすすめです。プロによる施工は、安全な角度や幅を踏まえて設計するため、安全性が高く使いやすいというメリットがあり、外構部分のバリアフリー効果が大幅にアップします。

転倒事故も防ぐ効果があり、安全です。

高級感の演出につながる

外構部分にスロープを設けることで、公共施設のような高級感を演出できます。シンプルな階段と駐車場のみだった場合も、スロープの設置のために使い心地が良くなるリフォームを実施することで、デザイン性にも優れた住まいが完成します。

外構部分の見直しができる

エクステリア工事を行う際には、スロープの設置だけを目的に施工することもできますが、外構部分全体をリフォームすることもできます。

外構部分をプロの手で整えると、デザインに統一感も生まれ、完成度が高まります。また、介護を目的にリフォームする場合、スロープ以外の外構工事もあわせて施工できます。

例として、杖を使っている方や車いすの方は砂利の上は通りにくく、タイルの床では滑りやすいなどの注意点があります。そこで、外構部分を滑りにくい素材に変えることで、より安全性の高い外構部分が完成します。

エクステリア工事でスロープを設置する際の注意点

メリットが多いスロープの設置ですが、実際に工事をする場合には、以下に挙げる注意点も押さえておきましょう。

スロープの設置には広さが必要

スロープは傾斜が強すぎると昇降ができないため、ある程度緩やかに設計する必要があります。しかし、外構部分の敷地に限りがある場合、スロープの設置場所によっては傾斜が大きくなるため、設置できない可能性があります。

設置の際にはゆとりあるスペースを確保する必要があり、場合によっては既存の庭やポーチといった整備部分にリフォームを行う必要があります。

スロープは簡易的なものも販売されており、リフォームなしで設置することも可能ですが、基礎工事を施工しなければ雨や風でダメージが起こりやすく、早急に買い替えを要することが考えられます。

まずはどのような大きさのスロープなら設置できるのか、十分に検討することがおすすめです。

角度の相談が必要

スロープの設置では、傾斜に十分な配慮をする必要があります。傾斜が傾きすぎていると、歩行や車いすでの通行ができないためです。転倒してしまうリスクもあります。角度については十分に余裕を持つことが重要です。

素材選びも不可欠

スロープの設置の際には、角度以外に、素材にも配慮をする必要があります。滑りやすい素材を使ってしまうと、せっかくのバリアフリーリフォームの意味を成しません。

適切にスロープを活用するためにも、エクステリア工事の専門家にアドバイスを貰いながら素材選びを行いましょう。

スロープの設置はDIYできる？

スロープはホームセンターやネット通販などで、気軽に購入できる時代になりました。では、設置の際にはDIYでできるものでしょうか。

車いす向けなどには、簡易的な昇降台などが販売されており、置くだけで利用できる装置がありますが、本格的なスロープを設置する場合には、DIYではなく専門家に工事を依頼することがおすすめです。

スロープは玄関や勝手口など、人の出入りがある場所に設置するものであり、住まいのイメージにも大きく影響する装置です。特に玄関やアプローチにスロープをプラスする場合、住まいのデザインにも大きな印象の変化を与えます。

エクステリア工事の専門家なら、印象を良くする工事が可能ですので、まずは相談してみてください。

コンクリートによる基礎工事の重要性とは

スロープの設置には、コンクリートを使った基礎工事が必要なケースが多くなっています。転倒しないスロープを作るためには、正確な施工が必要です。

まずは、設計図を作成し、地面の状態や周囲の環境を考慮しながら施工計画を立てることが重要です。また、施工時には地面の均整や傾斜の計測にも注意を払う必要があります。さらに、法的な制約や建築基準に適合することも重要となります。

大がかりなリフォームの一環として行う場合には、バリアフリーの施工工事に慣れている業者に相談することがおすすめです。

スロープをエクステリア工事で設置する際のデザインとは

スロープの設置にはいろいろなアイデアがあることをご存じでしょうか。玄関へまっすぐに続くスロープの設計も可能ですが、傾斜を緩やかにするために、玄関に向かってカーブを描くように設計することも可能です。

道路と並行するように設計すれば、外構部分に限りがあっても長さにゆとりを持たせられます。外構部分をエクステリア工事で整備する際には、夜でも足元に不安を覚えないように、照明の設置を検討することもおすすめです。

照明はスロープの脇沿いに設置することも可能ですが、建物から足元に向かってセンサーライトで照らす方法もあります。街頭のようなおしゃれなデザインの照明も検討できるため、まずはじっくりとエクステリア工事の専門家に相談しましょう。

玄関まわりをリフォームすることもおすすめ

スロープだけを玄関に接続するように設置することも可能ですが、バリアフリーを意識してリフォームする際には、玄関まわりを広げるための工事もおすすめです。

踊り場のようなスペースを作り、雨除けを設計することで車いすでも安全に玄関付近で待機できます。

まとめ

今回は、高齢化社会を背景に注目する方が多いスロープの設置について、エクステリア工事の視点から詳しく解説を行いました。エクステリア工事では安全で安心のスロープを、本格的に設置できます。

美しいファサードを意識した施工も可能ですので、まずはお気軽に相談してみてください。