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物干しスペースやカフェスペースのために、もっと建物を有効に使いたいと考えていませんか。そのようなときにおすすめしたいのが、ベランダとバルコニーです。

では、エクステリア工事で整備をするなら、ベランダとバルコニーのどちらがおすすめでしょうか。この記事で比較を行いますので、ぜひご一読ください。

ベランダとバルコニーの違いとは

エクステリア工事では駐車場整備やポーチ整備など、敷地内の外構部分を整える工事が可能ですが、ベランダやバルコニーなどの設備を増やすこともできます。

家事や憩いのスペースを求めている方は、ベランダやバルコニーの新設を検討しているのではないでしょうか。では、この2つは具体的にどのように異なっているのでしょうか。

ベランダの定義

多くの住まいに付けられているベランダですが、具体的にはどのような設備なのでしょうか。ベランダはよく一般的な戸建住宅の2階以上に付けられているイメージがありますが、階数には具体的な縛りはありません。

ベランダの大きな特徴は屋根があることです。物干しスペースとして広く使われており、建売住宅にもあらかじめベランダが付けられていることが多いでしょう。そのため、洗濯物を干すスペースを増やしたい方は、1階部分にベランダを増設することがあります。

屋根がなくても、庇でカバーしていることも多く、屋外で家事をする際に便利なスペースとして知られています。

類似した設備にはどのような種類がある？

ベランダを検討している方のなかには、バルコニーやテラスなど、類似する設備との比較を検討する方もいるでしょう。では、類似設備にはいったいどのようなものがあるでしょうか。

・バルコニーとテラスの定義
バルコニーはベランダの定義とは異なり、2階以上に作られているスペースを指します。ベランダのように屋根や庇はなく、カフェスペースのような、ゆったりとした空間を作れます。

ちなみに、バルコニーと同じような設備を1階に対して作る場合、名称が変わりテラスと呼びます。

・エクステリア工事の前に知っておきたい違い
ベランダやバルコニー、テラスは設置する階数や屋根と庇の有無によって種類が異なります。そのため、エクステリア工事を施工する前には、自身が何の目的で施工をしたいのか、整理しておくことがおすすめです。

たとえば、2階の寝室から洗濯物を干せるようにしたいという場合には2階に屋根や庇のあるものを設置すべきであり、選択肢としてはベランダとなるでしょう。

一方で2階にカフェスペースを設置し、植物なども設置して楽しみたい場合はバルコニーの選択がおすすめです。このように、使用目的に合わせて設置する設備は異なるため、十分に注意しましょう。

リフォームでベランダを設置する際の注意点とは

リフォーム工事によって追加する形で、ベランダを施工する場合には、知っておきたい注意点が3つあります。この章では、エクステリア工事を依頼する際の注意点を簡潔にまとめます。

窮屈になる可能性がある

すでに完成している住まいにベランダを設置する場合、敷地外に出ないように設置する必要があるため、施工できる場所に限りがあります。ベランダ込みで設計を行う新築住宅よりは、施工に制限があるためです。

洗濯物を干す目的でベランダを求める場合は、陽が当たる場所を選択する必要があります。そのため、大きさや場所を考慮すると、簡易的なベランダを選択する可能性も高まるため、念入りに相談したうえで施工することがおすすめです。

テラスやバルコニーを変えることもおすすめ

既存のテラスやバルコニーに不便さを感じていませんか。屋根や庇のない設備は、管理が難しく、不便さを感じやすいというデメリットがあります。

エクステリア工事では既存設備の撤去と、新しい設備の新設も可能です。この場合、撤去に関する費用は加算されますが、スペースの確保がしやすいため、外観に大きな変化を生じさせません。

柱の設置が必要となるケース

ベランダは屋根や庇を設計する必要がありますが、リフォームの場合は今ある既存の建物の形状を生かすことになります。

生かせるスペースが2階の場合、ベランダを支える柱が必要となるケースがあります。床部分を支える既存の建物部分がないと、不安定になってしまうからです。

柱が新設されると外観のイメージが大きく変わってしまうため、注意してください。

ベランダの新設はこのようなときにおすすめ

既存の住まいに不便さを感じたら、エクステリア工事を行ってみませんか。エクステリア工事はベランダの新設施工を得意としています。では、どのようなときにベランダの新設をすることがおすすめでしょうか。

家族人数の変化

家族人数が増えると、洗濯する量も自然と増加します。すると、今までの物干しスペースには限界を感じ、不便さが増してしまうことがあります。そこで、家族人数が変化したタイミングで、既存の設備を見直してエクステリア工事を検討することがおすすめです。

ベランダの劣化

既存のベランダが簡易的なものである場合、塗装が剥げたり、金属の腐食が目立ったりと劣化が進行している場合があります。ベランダが著しく劣化していると、建物全体の印象も悪くなってしまうため、早めのリフォームがおすすめです。

特にベランダを支える支柱部分が金属劣化している場合、自然災害の影響で大きな倒壊事故につながるおそれもあります。劣化が目立ち始めたら、ぜひリフォームを検討してみてください。

耐久性にも注意を

ベランダにはさまざまな素材があり、よくある製品はアルミとスチールです。一見するとどちらも同じ金属製品に見えますが、耐久性は異なります。スチール製のほうが価格は手頃ですが、錆びやすいため塗装が必要です。

一方のアルミは耐久性に優れていますが、スチール製よりも価格は高くなります。耐久性によって価格は異なるため、慎重に検討してください。

まとめ

この記事では、エクステリア工事でベランダを施工するにあたって、バルコニーとの比較も踏まえながら詳しく解説を行いました。ベランダは家事をするうえで欠かせない屋根や庇がある設備のため、洗濯物を干すスペースを増やしたい方にもおすすめの設備です。

ベランダにはさまざまな素材があるため、じっくりと比較しながら検討してみてください。